今までは、土地が決定し建築プランができた後に地盤調査を行っていたため、お施主様も工務店も地盤のよしあしが分からないまま、土地購入や建築契約の判断を行っていました。
そのため、お施主様の予算以上の地盤改良工事が必要になり、建物の予算を縮小せざるを得なくなったり、契約自体が破談になる恐れもありました。お施主様の立場でも、契約後に「改良工事の追加費用が発生する」「災害リスクを後から知らされる」ことは、良いことではありません。
この様な慣習に改革を起こしたのが、土地決定前に地盤リスクをチェックし、更に液状化への備えを万全にしようという「地盤安心住宅®PLUS」です。

Step1 調査結果の見える化
地盤安心住宅®を建てるためにはまず、地盤の安全性について”仮説”を立ててみることが大切です。
地盤安心住宅®を建てるためにはまず、地盤の安全性について”仮説”を立ててみることが大切です。
- ・機械からデータシステムまで完全自社開発
- ・現場で測定結果をデジタルデータ化、そのまま送信可能に
- ・転記ミスや改ざんを根絶
- ・情報漏えい対策も万全
地盤安心マップ®(利用無料)
地盤安心マップなら、WEB上で住所を入力するだけで地盤の良し悪しをはじめとした様々な地盤の事前情報を確認できます。
- ①地盤安心マップ®サイトにアクセスし、検索欄に調べたい住所を入力します。様々な場所が検索できます。
- ②地盤改良工事が不要な地点は「●」、地盤改良工事が必要な地点は「▲」で表示されます。
- ③右側のメニューをチェックすれば様々な地盤情報の重ね合わせが可能です。
- ④透過率変更スライダーで複数の情報を同時に確認することもできます。

「部分転圧判定とは」
もっと詳細な地盤情報を知りたい、お施主様に説明したいという方は「地盤安心マップ®PRO」をご利用ください(事業者向け有料プレミアムサービス)。全国各地の地盤のリスク情報がピンポイントでわかります。
Step2 調査・解析の見える化
地盤安心住宅®PLUSでは、液状化リスク検討のため地盤調査で土質サンプリング・水位測定を実施、対策工事の提案と安心の補償を提供します。
完全クローズドシステムデジタル重機「iGP」

ロッド貫入の鉛直性を確保、回転の自動化により調査結果の均質性が向上
ロッド貫入の鉛直性は調査結果の品質を確保するうえで重要です。「グラウンド・プロシリーズ」は手動式では難しい鉛直性の確保が容易です。回転も自動化しており、均質な調査結果が得られることから、調査結果の信頼性が高い試験機となっています。
- ・機械からデータシステムまで完全自社開発
- ・現場で測定結果をデジタルデータ化、そのまま送信可能に
- ・転記ミスや改ざんを根絶
- ・情報漏洩対策も万全
グラウンド・プロにより、実際の土質を採取(サンプリング)して判定することができ、腐植土や液状化層の特定が可能となります。住宅性能表示制度の試料採取対応、「小規模建築物基礎設計指針」の液状化簡易判定法にも用いることができます。
推移実測により液状化層の特定が容易となり、より精度の高い液状化リスク判定サービスが可能。ミクロデータとマクロデータからの地盤・液状化に対する検証ができます。

解析基準の見える化

第三者による高度解析
国土交通省告示をはじめとする関係法令を遵守した解析プロセス。日本建築学会が示す指針や瑕疵担保保険設計施工基準にも基づいた高度解析によって、過剰な地盤改良工事を削減します。

解析により改良工事が「不要」と判定された比率
2017年9月30日時点弊社判定実績グラウンド・プロ使用時
調査・解析結果に基づいて最適な基礎仕様・軟弱地盤対策を提案します。
液状化リスク判定サービス
グラウンド・プロⅡによる土質サンプリング・水位測定が実施された物件には、液状化リスクの判定サービス(判定項目は「宅地の液状化被害可能性判定に係る技術指針(国交省)における一次判定の仕様を満たしています」)が実施されます。また、液状化リスクが高いと判定された物件については、液状化対策工事の提案を致します。

Step3 改良工事の見える化
工事判定には第三者の立場から、地盤改良工事の工法・金額・施工内容の妥当性をチェックし、安全と安心を守ります。
改良工事検査
ご希望により、「地盤インスペクター®」が改良工事現場を検査。
適切な改良工事が行われているかを検査します。
一般社団法人地盤安心住宅整備支援機構認定の「地盤インスペクター®」が改良工事の現場に訪問し、欠陥工事の恐れはないかチェック。適切な改良工事が行われるよう確認を行います。また検査を行った全物件に「地盤改良工事検査済証」を発行。改良工事が適切に行われた土地であることが証明できますので、お施主様も安心です。

液状化対策工事提案
地盤ネットでは、液状化対策工事の工法について、特にその性能や効果について優れた、技術的に信頼できる工法を当社認定工法としています。当社の認定した工法により、品質の高い液状化対策工事を行うことができます。
Step4 保障内容の見える化
万一の事故(地盤の不同沈下)に備えて、一生涯にわたって更新できる安心の長期補償制度を提供します。
※補償内容の詳細は地盤品質証明規約をご確認ください。
地盤ロングライフ補償®制度
「地盤安心住宅®PLUS」に申し込まれた対象物件について、「地盤品質証明書」を発行します。万が一不同沈下が発生した場合には、初期補償として20年間・最高5,000万円まで建物の損害等を賠償します。定期点検を受けることで、20年毎の補償更新が可能です。

●生涯に亘るリスクをカバーできる延長補償制度
判定日から始まる付帯期間と、引渡し日より数えて最高20年間の初期補償に加え、以後、20年毎の定期点検・更新(有料)により、補償を生涯に亘り更新することができます。
●プロフェッショナルによる最新の地盤リスクを永久的に確認
20年毎の定期点検は、建築士資格を有する地盤インスペクター®によって行われます。点検後、最新の地形・土地履歴・近隣データから検討された「地盤スクリーニングレポート」が提供されます。経年により変化する地盤リスクを定期的に見直すことにより、最適な対策を講じることができます。
液状化補償
地盤ネットでは、液状化対策工事の工法について、特にその性能や効果について優れた、技術的に信頼できる工法を当社認定工法としています。当社の認定した工法により、品質の高い液状化対策工事を行うことができます。
改良工事の見える化 | ||
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補償金額 | 補償期間 | 総支払限度額 |
最高金額500万円 | 10年間 | 合計3億円 |
砂地盤での液状化
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● どのような現象?
地震時に地中の砂や水が地表に噴き出すのに続き、揺れが収まると、噴砂などによって土が地上に流出した分だけ地盤沈下を起こす現象です。
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● 何が問題なの?
建物は地盤とともに沈下し、地下の埋設物は水圧の上昇で浮き上がります。それらの損傷で資産価値が失われたりします。
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● なぜ起こるの?
地下水位が浅く、緩い砂質地盤が地震の揺れを受けると、砂粒の配列が収縮しようとし、水圧が増すことから、水が砂粒とともに地表に噴き出します。その状態で揺れが収まると、水や砂粒が噴き出した分、地盤は沈下することになります。

